大手行の貸出の伸び率、2001年以降でなんと過去最高、+6.2%!
えっ?目を疑った。驚くべきことだ。
隔世の感、だ。
最近、小生のようなオジサンにとっては(笑)、どうも
「隔世の感イベント」が多いと感じざるを得ない。
やはり数十年ぶりに、時代、が変化している。
大手行の貸出が伸びる、とは
「大企業が本気で設備投資を増やすため、
資金調達を計画し実行に移している」からに他ならない。
つまり、大企業の設備投資に火がついたことの証左だ。
半導体、EV、DX化、省力化など、投資ニーズには事欠かない。
また、海外勢からの日本企業のM&A等の投資ニーズも関係がありそうだ。
当然、投資拡大は企業業績を大きくけん引することになる。
経営者が縮小均衡から拡大再生産へと思考を転換させている。
日本の企業業績が大きく拡大する、重要な兆し、前兆だ!
グラフを良く見ると、急に伸びが加速しているのは、年始、1月からだ。
つまり、株高と同じタイミングだ。
新NISAが企業マインドまで変えた⁈
いやいや、株価の上昇が企業マインド、投資家マインドに火をつけたのだろう。
またちょうどこの時期は、翌年度の設備投資計画を策定する時期でもある。
コロナ禍がようやく落ち着き、そして
東証発の企業改革要請が上場企業に浸透し、下準備が
完了していたタイミングであった。
このグラフは、日本の大企業が大きく成長へと舵を切った証拠である。
大きな勇気をもらう、滅多に見ることのできない変化である。