1日発表の6月分米ISM製造業景況指数、
直近3月に50.3と好不調の分かれ目、
50を越えてから、4、5、6月と低下基調。
(順に、49.2、48.7、48.5 :左図)
米景況感は徐々にだが、確実に悪化しつつある。
しかし逆に、10年債金利は急上昇!
米連邦最高裁は、トランプ氏が主張していた免責特権を部分的に認める決定を下した。
これにより、11月の選挙より前に公判が開かれないことがほぼ確実となった。(bloomberg)
債券市場では、トランプ再選を本格的に織込み始めたか。
景況が悪化すれば、彼なら必ず、景気刺激策を行う。
前回は、法人減税だった。
本来なら、政策期待から株は上がってもよい所だが、今回はそうはゆかない。
インフレも同時に加速されるからだ。
債券市場が、そこをみている。
それにしても、かなり激しい反応だ。10年債金利は
+13BPも上昇し、4.47%付近まで。(上 週足均衡表1年)
結局、基準線を下回らず。
ついに、インフレ時代の厳しさ、難しさが、露呈し始めている。
インフレを避けるためには、景気が悪くなっても景気刺激策を打てなくなるのだ。
次の大統領は、今後この板挟みに遭うことになる。