日経平均は9日、3月の最高値を更新した。(41650円、+870高 @13:30)
警戒する声は多かった。
円安の内需への悪影響や、輸入インフレで実質賃金がマイナス続きだ、とか。
しかし、日経平均週足を見て欲しい。
要するに、正月年始から新NISAで8000円も急上昇したため、
一旦天井を打って売り一巡後は日柄調整で、赤線の26週移動平均線が
現物ローソク足に追いつくのを待っていただけ、だ。
強い相場が続いている時は、株価は概ねこう動く。
つまり、高値付近で横ばいレンジを形成し、
時間の経過と共に移動平均が下から上がって来て
現物に追いつくのを待つのだ。
移動平均からの乖離が0に向けて収束するのを待つ。
過熱感の解消を上値付近で待つのだ。
追い付いて移動平均がタッチしたら、再び上昇を開始する。
相場が強い時は、追いついた移動平均を現物が下抜けることはない。
これから、4~6月期の決算発表となる。
会社予想はかなり保守的なので、だからその上方修正を事前に織り込む動き、
などとこの上げは今後説明されるのだろうが、実は関係ない。
相場は日柄調整をしていただけで、強い基調は何も変わっていない、ということだ。