Jリートにも投資している米企業買収ファンド大手、KKRは、
買収し保有していたKOKUSAI(6525;日立の元子会社、日立国際電気の一事業)株の
約半分、発行済み株の約20%を売却、2800億円を回収とのこと。(出所:Reuter、日経 上:日足)
株価は昨年10月上場から約3倍となった。
バフェットの投資行動をフォローすることが示唆に富むように、
巨大投資家の売買の際は、その意味を考えてみると面白い。
KKRの意図について、この記事をみて以下2つのことを直観した。
1半導体産業は今後も長期成長を続けるが、
半導体株はそれをかなり織込み一旦天井圏に近い、と
みているのではないか。ただ、まだ全売ではない。
2日本には、もっとハイリターンを狙える投資先が色々ある。
というかゴロゴロあるので、そちらに資金を
振り向けたいのではないか。
私がFMなら、この「売」はよく分かる。
長期投資したい先、大きなリターンを狙える銘柄が、
今、日本市場に、ゴロゴロ、ある。
その大きさは、KOKUSAIの比ではない、と私は思う。
KKRもそう、思っているのかなあ。