大注目、NVIDIAの4Q(8-10月)決算。
売上は前年比94%、純利益は約2倍。(右図:日経)
粗利率は3Q 75.0→4Q 76.7%。
(左:グラフは3Qまで)
着地は上ブレ、良い決算だが、市場の注目、事前の期待が
あまりにも過大で、毎回絶好調ビックリ決算だったので、
従来よりインパクトに欠ける。
以前から指摘している通り、
半導体株にとって重要なのは、モメンタム。
売上・利益の伸びが加速しているか減速か、が
株価には重要。
売上折れ線グラフがお辞儀をすると、伸びがもの凄い勢いで
あっても、株価は上がりにくくなるのだ。
以前の4倍近い異常な伸びから、倍増程度に減速していては
株価には厳しい。
NVIDIAの利益成長は本物で、まだまだ業績拡大は続くだろうが、
であれば株価も同様に上がり続ける、というものではない。
業績と株価は連動しない!
要は、期待が過大だということ。
将来の成長を先々まで織込んでいるのだ。
NVIDIAの株価は一回休憩して、また高値を更新することもあろうが、
上昇の勢いは鈍るのだろう。
日本の半導体株の今後にとってはもう、
NVIDIAより、中国の景気低迷の方が、
インパクトを与えそうだ。
スマホ、PC、自動車等。
要警戒、である。