中国に進出する日本企業でつくる中国日本商会の景況・事業環境のアンケートで、今年の景況予測について、前年と比べて「悪化」「やや悪化」の合計が、8月調査60%→11月64%に悪化したとのこと。
(図:日経 前回8月分)
足元、日本の上期決算発表を見ていると、
製造業の想定外の不振、下方修正が多く見られたが、
これは結局、中国の景況の悪化が主原因ではないかと思う。
さらに加えて、中国国内のサプライチェーンの構築が進み、
自動車や半導体等で、日本のメーカーが一部締め出しを食っている、
こともあるかもしれない。
日本の企業の業績予想が大きく狂うほど、中国の悪化の影響が
急激のではないか。
中国の統計は当てにならない。
今年はGDP5%成長できそうとのことだが、大ウソだろう。
政府公表よりー5~ー6%、位が妥当だと私はみている。
つまり、マイナス成長だ。
景気の急速な悪化等が、まだ明るみになっていない可能性はある。
また中国では、足元で連続して大量殺傷事件が起きているが、
深刻な景気低迷が、回復期待を持てない不安心理につながった結果、
なのではないか。
これら事件は本邦進出企業にとっても、安全上極めて重大なマイナス事象だ。
日本の経済・企業業績への影響は決して小さくない。