世界一の株式投資家、ウォーレンバフェットは今年、大量保有するアップル株の2/3を売り、9月末時点で株の総組み入れ比率を50%以下にしている。(画:日経)
これは、バフェットが「米株は極端な割高」と警戒している証拠と言える。
割高で買えるものがないのだ。
だから一部日本株にも触手を伸ばしている。
彼のファンドのキャッシュ比率が半分以上!の異常事態は、
2002年以来、22年ぶりらしい。
このころ日経平均は1万円以下だった。
バフェットは、最初から割安感の乏しかったGAFAMが好みではなく、
しかし上昇相場に付くためにアップルを買ったといわれる。
米株は足元、トランプ2.0ご祝儀相場でまだ上がりそうだが、
一方でバフェットはすでに、全売ではないものの、
「もう付いてゆけない」と引導を渡している。
彼は、トランプ勝利による今後のインフレ再燃と金利上昇を
再選決定前に見越していたのか。
まあいずれにせよ、我が意を得たり、である。