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中国人民銀行(中央銀行)が、11月、12月と2カ月連続で金保有を増やしたことが判明。(bloomberg)
昨年5月以降6カ月間の中断を経て、再び金保有の積み増しを再開。
価格高騰を受けて金買い入れを一時中断していたが、再び購入意欲が高まっているもようだ。(図:日経 2023年まで)
この高値で人民銀が再び買い増すとは少々驚きだ。
セミナーでも指摘している通り、中国人民銀は、
2100ドル手前の3年抜けなかった上値を
2500ドル付近まで買い上げた張本人だ。
(上図:NY金 10年)
金の世界最大級の買い手と言ってよい。
10月高値2800ドル以降、相場は当面調整かも、とも
みえたが、2600~2700ドルの高値付近でもさらに
買い増す中国の姿勢は、ある意味脅威である。
ロシアは2018年にドル資産を売り代わりに金を大量購入
し始め、その後自ら起こす戦争の準備をした。
中国も、近々自らなにか起こす、と考えているから、
高値でも金を迷わず買い続けるのか、と。
なにか、人民銀が慌てているかのようだ。
正確な情報、信頼に足る発信に乏しい同国の場合、
このような動きこそが、実は頼りになったりする。
警戒は怠れない。
だから、金は買いなのだ。