
トランプは、自分の関税政策等で市場が荒れたら
一転して政策をやめるのでは、との期待を否定した。
景気悪化も当座は止む無し、ということだ。
以下bloombergから引用。
『トランプ氏は9日、米経済の年内のリセッション(景気後退)入りを
予想しているかとの質問に、
「私はそのようなことを予測するのは嫌いだ。われわれは非常に
大きなことを行っているので過渡期がある」と発言。
また7日には、ベッセント財務長官が財政支出が抑制される中で
「この先はデトックスの期間になる」と述べていた。
こうした発言により、市場が急落した場合には米政府が政策を変更する
との投資家の期待は打ち砕かれた。』
10日、NASDAQは4%も下げた。
23年からの上昇相場で52週線を始めて割れた。(図:週足)
NVIDIA株は5%安。相場の柱も折れている。
これら発言は、大統領、財務長官による
景気後退&株安宣言、だ。
意図的に一旦悪化させるので、覚悟せよ、ということ。
再三指摘しているが、このままでは
- 関税
- DOGE(政府効率化省)の公務員大量解雇
で、米国内は企業・家計ともマインドが凍り付きリセッションへ転落。
さらに、
- ロシア寄りのウ戦争停戦交渉
- さらに防衛費自前を日欧等に迫る方針
等で、海外諸国(特に欧)の米への信頼が揺らぐことが
今後米景気や株価にも長期的にマイナスの影響を与えかねない。
米への投資意欲が長期的に大きく後退する可能性があるからだ。
アメリカ依存からの根本的な脱却、ということだ。
欧が米との縁を切る、ということ。防衛だけでなく経済も、だ。
いずれ、関税やめた、で株価を戻すのがTの考えだろうが、
外交関係は確実に壊れた。欧は怒っている。
また、アメリカ人も、リセッションになったら
一転、手を翻し、Tの支持率も大きく下がるだろう。
中間選挙前に元へ戻すつもりだろうが、それは至難の業だ。
このまま下げ続け、
結局米株はダウ45000㌦、NASDAQ2万㌦で
大天井を付けた可能性もあると思う。
だとすると、買い場は来ない、5年待っても。
オルカンは、全売だ。早く売れ。
買うな、と何度も言ったのに。
円高とダブルでやられる!
もう買い場は来ない。
押し目も待つな。
素人のビギナーズラックは、こうして終わる。
トランプは、40年長期上昇した大相場を自らぶっ壊した、と
歴史に名を残すことになるのではないか。
史上最悪の大統領として。